試作品製作などのものづくりは、制作物の特徴や形状だけでなく、利用スパンや利用用途なども考慮しながら最適な素材選びから始めなくてはいけません。最近ではコスト削減などをサポートしてくれる3Dプリンターの活用や小ロット品製作が人気を集めていますが、もちろん最適な素材選びを行えばより効率よく試作品制作が可能です。
ABS樹脂
アクリロニトリル(Acrylonitrile)・ブタジエン(Butadiene)・スチレン(Styrene)の頭文字をとってABSといいます。表面光沢に優れていて、他にも粘着性や強度も備えているのが特徴です。雑貨や日用品などの造形に適しており、パーソナル3Dプリンターの多くはABS樹脂を採用しています。しかし、熱によって変形することもあり、冷めると収縮してしまう性質があります。形状が大きい制作物を制作する際に、途中で歪みや変形する恐れがあります。
PLA樹脂
植物由来の成分(サトウキビ、ビート、トウモロコシ、イモ類)が原料になります。そのため3Dプリンターで出力する際に樹脂独特の嫌な臭いを発しません。またABS樹脂とは違い、冷えることでの変形や歪みが発生しません。弾力性がなく固い特徴があるため、サンドペーパーでの研磨などの作業が難しくなるだけでなく、塗料がうまく馴染んでくれません。しかし、固くて変形しないという性質が大型の造形物を作るのに適しています。
Strong&Flexible Plastic
強度、靱性、柔軟性のある樹脂で、最も人気のある素材です。ジュエリーiPhoneケースなど応用が可能です。細部にわたる装飾の再現性が高いだけでなく、耐熱性にも優れ強度もあるため実物の試験などにも利用できます。
大阪で試作品製作のことなら当社にお任せください。小ロット品製作からサービスを提供しており、射出成型、簡易金型にも対応しています。プラスチックを始め、樹脂だけでなく金属類の加工材料にも対応しており、デザインや用途など、他にも様々なご要望に最良なご提案をさせていただきます。お見積もりも無料で対応しておりますので、小ロット品製作などのご相談はお気軽にお問い合わせください。